こんにちは。2015年3月から9ヶ月カンボジアのシェムリアップでインターンをしていた山崎達夫です。2015年12月にインターンを終え日本に帰国しました。
その際一度陸路で国境を越えてみたかったので、帰国便はバンコク発のフライトにし、シェムリアップからバンコクへの移動は陸路にしました!
今回は、私のシェムリアップからバンコクまでの陸路移動の様子をレポートします。バックパックなどでシェムリアップからバンコクに向かう予定のある人は、ぜひ参考にしてみてください!
シェムリアップ-バンコク間を陸路で移動する手段は、主にバスとタクシーのふたつがあります。今回はタクシーで国境のポイペトまで向かい、タイに入国したらバンコク行きのバスに乗り換えるという方法にしました。タクシーを選んだ理由は3つあり、
①一緒に行く友人とワリカンにできること、②バスよりもタクシーの方が早く到着すること、そして③タクシー運転手を知っている知り合いがいたためです。
カンボジア-タイの国境を超える際には必要なものが3つあります。有効期限が6ヶ月以上ありかつ、出入国時に押すスタンプのスペースがあるパスポートとカンボジアの出国カード、そしてタイを出国するためのチケットです。
陸路国境越えに必要なもの
それでは私が実際にシェムリアップからバンコクまで移動した際の様子を記していきます。
国境で並ぶのは嫌だったので、国境が開く時間に合わせて出発時間を早朝4時に設定しました。出発時間を自由に設定できるのもタクシーの良いところです。
ところが、眠たい目をこすりながら集合場所に行ったもののタクシーは20分遅れで到着……。
タクシーのおっちゃんは英語ができたので、LCCの就航により陸路で移動する人が減りタクシーの仕事も少なくなってきているなどと世間話をしていたら、あっという間にカンボジア側の国境ポイペトに到着。所要時間は2時間30分くらいでした。その間休憩はなかったため、出発前にお手洗いに行っておくことをお勧めします!
今回お世話になったタクシーのおっちゃん
国境の街ポイペトに着いたらタクシーのおっちゃんと別れ、国境に向かいます。
国境を越える際のステップは以下の4つでした。
国境越えのステップ
1. カンボジアの出国手続き
出国手続きでは出国カードとともにパスポートを審査官に提出します。その後審査官の指示に従って指紋の読みとりを済ませたら終了です。出国カードにあらかじめ必要事項を記入しておくとスムーズです。
2. 歩いて国境を超える
出国手続きを済ませた後は歩いて国境を越えます。このタイの入国手続きを行う建物までの間はバイクタクシーのおっちゃんなど、いろんな人から声をかけられますがひたすら無視しましょう。国境はものの数分で越えられますし、特別誰かの力を借りる必要もないためです。
3. タイの入国手続き
出国審査場から200〜300m歩くと、道の左手にタイの入国審査場が見えてきます。外国人の審査は建物2階で行われます。審査にはタイの出入国カードとパスポートが必要ですが、出入国カードは審査場にはありません。審査場への階段を上がるちょっと手前にある小さな机でもらいます。これ見逃す人が多いと思いますが、見逃しても戻ってちょうだいといえばもらえます。7時ごろに審査場に着きましたが、すでに審査待ちの人が結構ならんでいて、自分たちの番まで40分くらいかかりました。審査ではパスポートと記入済みの出入国カードを提出。タイのどこに行くかと聞かれ、バンコクと答えると通してもらえました。
4. 荷物検査
入国審査の建物を出てさらに歩いていると、荷物検査場が見えてきます。最後にここで荷物検査を済ませたら終了です!
タクシーはタイに入れないので、タイに入国したあとはバンコク行きのバスを探します。事前に”カジノバス”というバスに乗ろうと決めていたので、そこらへんのおっちゃんにカジノバスはどこか聞くと「カジノバスはもう出た」とのこと。。
さらにカジノバスは6時と12時にしかでないとのこと。さすがに12時まで待つわけには行かなかったので、代わりのバスを探すことに。そこらへんをうろちょろしていると、バンコク行きのバスを発見。料金を聞いてみると、なんと210バーツ! 日本円で600円くらい。これは安いから乗るしかないと友人と一緒に乗りました。
車内はガラガラでゆったり座ることができました。
しかし、よくよくバスの添乗員の話を聞いてみるとバンコクへ到着するのは14時30分ごろで5時間もかかるのかと思ったが時すでに遅し、バスは出発してしまいました。途中でいくつか停留所に止まりつつ向かっていたので、おそらくこのバスはタイの現地の人が乗るバスだと思います。こんな感じの旅もいいなと友人と話していると、出発して3時間くらいで休憩所へ。
ご飯を食べろ的な感じで無理やりバスを降ろされ、他のタイ人を見つつ屋台でご飯を買い、お昼ご飯。結構美味しかった。休憩後3時間くらいかけてようやくバンコクへ到着。到着したのはモーチットにある北バスターミナル。そこからはメータータクシーで移動しました。
今回の移動にかかった金額は、シェムリアップからポイペトまでのタクシー代$12とアランヤプラテートからバンコクまでのバス代210バーツのみで、日本円で合計2,000円程度でした。所要時間は、シェムリアップからポイペトまで2時間30分、国境を越えるのに1時間ほど、アランヤプラテートからバンコクまでは約6時間30分くらいで計10時間くらいでした。
移動に際して、注意した点は基本的に知らない人に話しかけられてもついていかないことです。国境を越える時や国境を越えた後、いろんな人から声をかけられますが無視しましょう。タイ側でバンコク行きのバスを見つける時はバスの乗車チケットを買うための受付があるバスを選びました。結果時間は少しかかってしまいましたが、安全にバンコクまでたどり着くことができました。
今回のシェムリアップ-バンコク間の陸路移動および出入国に関しては、何のトラブルもなく快適でした。タクシーも安全運転で移動してくれてなんの不安もなかったです。強いて言えば目的のタイに入国してからバスに乗れず、バンコク到着までに予想外に時間がかかってしまったことが失敗でしたが、それ以外はなんの問題もありませんでした。タイ国境でのバスの確保をきちんとできていれば、もっと早く到着することも可能だったと思います。
皆さんもシェムリアップからバンコクまで陸路で移動するときは参考にしてみてください!
陸路移動日:2015年12月
まとめ
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日系スタートアップで経験を積む