私がカンボジアでの海外インターン(長期)を選択した理由

[:ja]岩崎[:][:en]Yoshie[:] [:ja]佳恵[:][:en]Iwasaki[:]

by 岩崎 佳恵

はじめまして。

大学4年次に1年間休学をし、カンボジアのシェムリアップで海外インターンをしていた岩崎佳恵と申します。
現在は人事・組織コンサルタントの仕事をしています。
学生時代は国際開発学(専門は開発人類学)を専攻しており、国際協力・開発援助などが現地住民にどのようなインパクトをもたらすかという勉強をしていました。現地でのインターン先は、「世界から売られる子供をなくす」というミッションのもと、農村出身の女性を雇用し、ビジネスの力で貧困をなくそうと活動している日系NGOでした。当団体でのインターン期間は、日本オフィス3か月・カンボジアオフィス約9か月の計1年間でした。

海外インターンでの役割・業務について

yoshie worked as an internship student at cambodia
このNGOでは、農村出身の女性たちを雇用し、い草を使った伝統民芸品を生産・販売しています。私は、それらの生産物の販売領域に関わる「セールス部門」で業務を行っていました。具体的には、現地直営店の運営・管理を行う「店長」のようなポジション。店舗の数値管理・運営、ショップスタッフの管理、スタッフのトレーニングなどが中心で、最終的なミッションは、「直営店を黒字化する」ということでした。

「国際協力に携わる仕事がしたい」という夢

私は幼い頃から海外に出る機会が多く、「大きくなったら国際協力の仕事がしたい!」とずっと夢見ていました。
しかし、大学に入学して国際開発学を学んでいく上で、「国際協力に携わる機関・団体がやっていることはどこか官僚的だなぁ。本当に現地の人々に良いインパクトがあるのか?」と悶々としちゃったわけです。
その後は自分なりに悩み、模索し、「途上国の貧困削減」ということに対して、ある一つの自分なりの解を見出しました。それは、貧困削減のためには、「現地住民が自分の生まれ育った故郷で商材・サービスを創り出し、安定した雇用先と賃金がある」というビジネスのモデルが必要なのではないかということでした。

これは、もともと自分が「一村一品運動」や「道の駅」、「地産地消」「地域活性化」などに興味関心があったことも関係していると思います。一時的に物資や人的支援・援助を行ったりすることは簡単ではありますが、それだけでは本質的な「貧困を断ち切る」という問題は解決されないと思っていました。

大事なのは、自分が生まれた故郷で自分と自分の大切な家族を養っていけるだけの収入があること、そして、仕事を通して喜び・ワクワク感・満足・成長を得られるもの、このような「居場所」をビジネスの力で生み出すことなのではないかと。

「援助や慈善行為だけでなく、ビジネスの力で貧困問題を解決したい」
「自分が追い求めている国際協力の舞台が実際にどのような場所なのかをきちんと自分の目で見てみたい」

そのような想いがきっかけで、海外インターンという環境にどっぷり長期で浸ることを決意しました。

カンボジアでの海外インターンを終えて

internship in ngo
カンボジアでの海外(長期)インターンを通して、人を変えること・人を動かすことは至難の業だということを痛感しました。
日本人の私が、あーだこーだ言って彼らを動かすことは簡単かもしれません。しかし、本当に彼らが課題意識・当事者意識を持って、ワクワクして動くことができなければ、その活動は一時的なもので終着してしまいます。
当初抱いていた「私や日本人が彼らに対して何ができるだろう」という傲慢さはどこかに行ってしまい、何度もカンボジアの方々に助けられ、励まされ、元気づけられ、むしろ私が教わるばかりの毎日でした。
海外インターン終了後、私は日本で就職することを決断しました。分野は違えど、今では、インターン先で感じた問題意識と徹底的に向き合える仕事をしていて、納得した進路選択ができたと感じています。

組織を担っているのは人であり、そこで働く1人1人がワクワクして、モチベーション高い状態で働けることが、組織活性化・目標達成のためにはとても重要だと感じています。そのような問題意識を持てたのも、この海外(長期)インターンがあったからです。今後どんな人生を歩むかは未知数ですが、国内外問わず、自分の専門性を活かして大好きな国・地域・組織に還元できる人間でありたいなぁと考えています。

海外インターンをするかどうか悩んでいるあなたへ

途上国と呼ばれる国では、チャンスに恵まれない人たちがたくさんいます。
苛酷な環境下で生きていかなければならない人がたくさんいます。
一方、日本人の私たちは、自分の意思で自分をどんな環境にも置いて、好きなことを追求できる環境もチャンスもあります。
「世の中をよりよいものにしたい!」「本当の現場はどうなっているのだろう」
そう思ったら、型から外れることを恐れず、まずは行動してみるべきです。
勇気がいることですが、うじうじ迷っている時間がもったいない! 迷っている時間に、自分にもできること、変えられることがたくさんあります。たくさんの人と出会い、自分を刺激し、自分を見つめ直す貴重な機会でもあるので、是非思い切って新しい世界へ飛び込んでみてください!

(編集:立花実咲

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