海外インターンに参加したら、人生変わった

[:ja]瓜生原[:][:en]Takumi[:] [:ja]琢実[:][:en]Uriuhara[:]

by 瓜生原 琢実

はじめまして

瓜生原 琢実です。2012年の7月から12月までの間、かものはしプロジェクトという日系NGOのカンボジア事務所で海外インターンをしていました。いぐさ製品の製造・販売を通して児童買春を無くすと活動している団体で、インターンでは営業部門に所属して活動していました。

フツーの人生を歩んでいた、はずだったのに

中学受験をして中高一貫校に通い、陸上部に所属して部活に精を出すも成績は鳴かず飛ばず。高校に上がると理文の選択を迫られ、英語が嫌いで数学と物理・化学が得意という理由で理系を選択。実家から近いところに良さそうな大学があるという理由で大学を選び、工学部へと進学するという、現代日本ではよくあるんじゃないかというフツーの人生を歩んでいました。
進学した大学は理系のみの単科大学で、入学時から大学院に進学するのが当たり前という環境。ご多分に漏れず、ぼくも大学院に進学してその後企業に就職するんだと考えていました。理系の学部に進学した人にはよくあるフツーの人生を歩むものだと思っていました。

ところが、2015年7月現在、ぼくは大学院を中退してカンボジアに移住しています。

カンボジアでインターンをしたら人生変わった

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なぜ大学院を中退してカンボジアに移住しているかというと、カンボジアで海外インターンに参加したからということに尽きます。
インターンを始めた当初は復学したらエネルギー・バッテリーのことを勉強して世の中をもうちょっと良くできたらなと考えていました。インターン中にカンボジア国内を旅行するときも、この地域のエネルギー事情はどうなんだろうという視点も持って旅行したりしていました。そんな風に着々と歩を進めていると思っていたところ、カンボジア人の同僚にこんなことを言われます。

「あなたは日本人だからできるけど、私はカンボジア人だから、教育も受けていないしできない」

そのときにカチーンときて。たしかに事実としてぼくは大学を出ていて同僚は大学に行っていないという事実はあるけれど、それと今、これからのことは関係ないでしょうと。
そう思いたかったし、そうであれば、ただ日本で生まれたという運だけで海外旅行もできて好きなこともできるということになってしまう。それってつまらない!と。そのときはただ否定することしかできなかったけれど、このことがその後もずっと頭に残っていました。生まれや育ちが未来の可能性を決めるのか?と。

インターンを終えて日本に帰国。大学院に復学して、この先どう生きていくかと考えました。エネルギーとかっていうのはすごく重要だと思っているけれど、これまで勉強してきたから、せっかくだからという考えが入っていることに気づきました。そういった過去のことを一度横に置いておいてまっさらな状態で考えたときに、生まれや育ちが未来の可能性を決めるのか?という問いにNOと言いたい、カンボジアでもし今そうであるならば、そうではないようにしたい、という想いが一番に出てきて、大学院を中退してカンボジアに移住するという道を選びました。

ひとりでも多くの人が、ありたい姿を目指せる社会をつくる

いろんな人に言われました「大学院を中退してもったいないよ」と。いわゆるアウトローな選択をした人生になりましたが、ぼく個人の目線から見たら唯一無二のフツーの選択だと思っています。カンボジアに身一つで飛び込んで、どこかの企業に就職したわけでもなく収入がない月もありますが、こんなに納得感のある選択ができて本当に幸せだなと思っています。そして、それは海外インターンでの出会いがあったからこそだと思っています。
生まれや育ちなど関係なく、ひとりでも多くの人が、ありたい姿を目指せる社会を作れるような事業をカンボジアから展開していきたいです。

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