
太田 貴文です。2015年の2月〜5月までタイ、バンコクにてWebマーケティングのベンチャー企業でインターンをしていました。
今回は新規事業立ち上げの営業として働いて得た多くの経験、反省の中から学んだ3つのことを書いていきたいと思います。
海外のベンチャー企業でインターン!
キラキラして格好良いイメージを持って行った、タイ。実際に働き始めると地味な作業ばかり。仕事を振られなければ何をすればいいか全く分からないという状態がしばらく続きました。
ようやく自分で見つけて始めた仕事も、右も左も分からない状態。創業間もない会社だからか、同じような仕事の前例もなく、途方にくれることが多々ありました。
そんな中でいくら考え込んでも、“正解”は僕のところへ来てはくれません。自分で仕事になりそうなことを発見し、試行錯誤を繰り返し“正解”を上司と一緒に探し続ける毎日でした。
なによりも大事なのは考えて、実際に動き出すこと。動いている中で見えてくるものは広がり、試行錯誤の末に行動の精度は上がっていきました。
悩み込む前に、まずやってみること。これは仕事だけではなく僕自身の人生に対する姿勢に対しても大きな影響を及ぼすことになりました。
考えながら動くなかでも、大切なことはあります。結果としてのイメージを常に持っておくことの重要性は、インターンの間を通して身に染みて感じていました。
動きながら考えることの重要性に気づいた僕は、日常業務といった大きなことから営業の方法など小さなことまでいろんなことに対して挑戦してみました。
多くのことをやってみたという満足感に浸っていたのですが、ハッと気付くと何にも結果に繋がっていながったのです。それは良い結果を出すことを求めて起こした行動ではなく、行動するために行動を起こすという勘違いのサイクルに入っていたからでした。
最初に自分は結果としてどうありたいかというイメージを持ち、それに対して具体的行動を起こすことの大切さを学びました。
上の2つのことに気付いた僕は、出したい結果を明確にし、日々の行動に反映させていました。
具体的な例を出すと、一ヶ月に40件の新規営業先を開拓する、という目標を立て、そのために200件のテレアポ、一日10件の飛び込み営業をする!といった具合に。
灼熱のバンコクを営業しながら歩いていて、ふと「もうやめようかなー」とつぶやいていました。自分の立てた目標に押し潰されそうになって、それを消化することだけに一生懸命になって、何もかもがおざなりになってしまっていたのです。
そもそもは、自分自身がやりたくて、わざわざタイまで来たはず。顧客が喜んでくれる良いサービスにしたいと思って外を駆けずり回り、営業をしてきたはず。
もっと一個一個の業務を楽しまないとお客さんに良さが伝わらないと思いました。自分自身が楽しんで、一生懸命やってる姿勢は顧客に伝わり、その姿は伝播し、大変ながらもお客さんと一緒に良いサービスを作り上げてるということ実感に変わり、日々がとても楽しくなりました。
短い3ヶ月という期間というではありましたが、上記の3点を日々の業務を通して、実際に体で学んだということが何よりの収穫でした。
仕事からの学びでしたが、これは自分の生き方に大きく反映するものになったと思います。“日本”を飛び越えて活躍するいう目標にむけて、この3点を意識して残りの学生生活いろんなことを楽しみながら挑戦していきたいと考えています。
(編集:立花実咲)
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