10年後も「自分のやりたいこと」をできて幸せだと思えるような人生を歩む

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by 谷脇 至峰

カンボジアインターン中の主な業務

監査法人を退職しNPO法人かものはしプロジェクトのカンボジア事業部にてインターンをしておりました、谷脇至峰と申します。
仕事を辞めてカンボジアでインターンをすると決めた理由は、前編「私が32歳で監査法人を退職し、カンボジアで社会人インターンをした理由」をご覧ください。
後編である本記事では、カンボジアでのインターンで苦労したこと・得たこと、キャリアチェンジにトライした結果を中心にお伝えいたします。

カンボジアで担当していた業務は主に以下の3点です。

  1. 3年後の事業計画の策定
  2. かものはしのカンボジア事業運営は日本からの寄付金に頼らざるを得ない状況でしたが、運営側としては、将来的には独立してカンボジア事業だけで事業を行えるようにしたいというビジョンを持っていました。そこで、私の業務経験を活かして、現状の会計数値や将来の予測数値を元に、3年後までの事業計画を策定しました。

  3. 原価計算のフォーマットの作成
  4. 私がカンボジアに行った当初は原価計算に誤りがあり、経営の意思決定に必要な数字を管理できていませんでした。そこで、原価計算をし直すことと同時に、今後は現地スタッフだけで原価の計算を運用できるように、原価計算のフォーマットを作成しました。

  5. 経理処理のチェック
  6. 私がカンボジアに行った当初は、毎月の経理処理にいくつかの誤りがあり、それも同じ誤りを何度もしてしまっている状況でした。そこで、月次の経理処理をチェックすると同時に、誤りが生まれやすい箇所をまとめたチェックリストを作成し、今後は現地スタッフだけで誤りを発見できるようにしました。

カンボジア滞在中に苦労した2つのこと

カンボジア滞在中に苦労した2つのこと-10年後も「自分のやりたいこと」をできて幸せだと思えるよう人生を歩む

  1. 英語を話せないこと
  2. 初めの1ヶ月くらいは、仕事の話をする以前に日常会話レベルのコミュニケーションも意図をすぐに伝えられないことがあり、非常にもどかしさを感じておりました。
    そこで、うまく伝えられなかった言葉についてはリストにしておき、全て後で調べるようにしました。また、リストを見返すことにより、次回はすぐに使えるように意識しておりました。半年後には、ある程度は思いを伝えられるようになっていたと思います。

  3. 日本から来た外部の人間が指摘することに対するためらい
  4. 業務で改善すべきだと思う点を見つけても、カンボジア人でもなく、現地のことをあまりわかっていない私が、カンボジア人に対して何かを指摘することにためらいがありました。
    この点については、相手の考えに理解を示した上で、改善すべきだと思う点をできるだけ正直に伝えるようにしました。私の言葉をカンボジア人の素直さが受け止めてくれたので、次第に迷いは無くなっていきました。

カンボジアインターンで得た3つのこと

カンボジアインターンで得た3つのこと-10年後も「自分のやりたいこと」をできて幸せだと思えるよう人生を歩む

  1. 英語力
  2. 正確な表現でなかろうと、文法的に間違っていようと、割り切ると英語でコミュニケーションできるようになりました。
    会議・プレゼンを英語で行うことによりある程度はこちらの意図をスピーキングできるようになりましたし、日々メールや文書作成などを英語で書いていたことによりライティングのスピードも向上しました。

  3. 団体の代表の隣で業務をした経験
  4. 今後の事業計画を一緒に作成するという、運営側のトップの視点で物事を考える経験を得ることができました。
    ソーシャルな活動と同時に、物を作って売るというビジネス的な活動についても経験しました。
    そして意思決定が早い代表のスピード感を体感しながら業務を行うことができました。

  5. 途上国でもやっていける自信
  6. 前職の中では会計知識は決して人より秀でておりませんでしたが、日本で培った専門性は途上国で活かせると確信しました。また、基本的な仕事上のスキルも日本人の方が圧倒的に上だと感じました。
    言語や文化、外部者という障壁がありながら、人と人としてのコミュニケーションができたので、異国の地でも人間関係を築くことができると確信しました。

キャリアチェンジを目指した結果……

カンボジアでのかものはしプロジェクトでのインターン経験を経て、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリーという会社に転職し、国際開発アドバイザリー部門に所属しております。この部門では、途上国政府のガバナンス(不正をなくすための仕組みづくり)の構築や、途上国のインフラに関するアドバイザリーを行っております。
ここで経験を積みながら、ゆくゆくは途上国開発に関する案件を自分の力で受注し、組織をマネジメントする人材になりたいと考えております。

10年後も「自分のやりたいこと」をできて幸せだと思えるような人生を歩む

10年後も「自分のやりたいこと」をできて幸せだと思えるよう人生を歩む
人はキャリアを考える時、今の延長線上に見えるもの(≒自分に合うもの)が全てだと思う傾向にあると思います。経理などの会計に近い領域で転職を考えていた時の自分もそうでした。ただ、いったん自分の将来を一歩引いて考えて、「自分のやりたいもの」に耳を傾けてから、「自分に合うもの」を考えてもいいのではないでしょうか

カンボジアでの経験を通じて、東大辞めてNPOを始めた人、大企業や国際機関を辞めてNPOに入った人、サラリーマンを辞めてカンボジアで社会貢献活動団体を立ち上げようとする人に会ってきました。「やりたいこと」を選んだ彼ら全員に後悔が無い訳ではないでしょうし、彼らが「自分に合う」ことだけを考えて道を選んでいたとしても幸せになっているのかもしれません。

ただ、「自分のやりたいもの」を突き詰めた彼らは、今の自分を肯定し、前を向いて人生を歩んでいました

私は日本に戻ってきてまだ半年ですが、仕事を辞める決断を許してくれた家族や友人が支えになって、「やりたい」仕事に就くことができたことを肯定的に考えられております。もし、「自分に合うもの」だけを視野に入れて転職を考えていたら、この選択肢は採り得ませんでした。

自分の考えが今後どのように変わるかはわかりませんが、10年後も「自分のやりたいこと」をできて幸せだと思えるよう人生を歩んでいこうと思います。

長くなりましたが、読んでいただいた方の今後のキャリアチェンジについて背中を少しでも押すことができたら幸いです。皆様が将来についてよりよい決断をできることを祈ってます。

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