カンボジアの海外インターンで見えた自分のありたい姿

田中 將介

by 田中 將介

自分のありたい姿

こんにちは、田中です。学生時代、様々な選択肢や、楽しいことがあるなかで、僕は海外インターンへの参加という道を選びました。

今日は、その経験から学べたことについて書きたいと思います。

先に結論を言ってしまうと、海外インターンを通して「自分はどう生きていきたいのか」を明確にすることができました。……突然、大きなことを書きましたが、小さな学びが積み重なり、気づいたら、だんだん自分のありたい姿が見えてきたのです。

同僚の覚悟

Preparedness of colleagues
「自分はどう生きていきたいのか」が明確になった理由。それは、異文化や異なる考えに触れたからです。思いもよらなかった違うものにぶつかると、嫌でも自分の考え方や価値観を見直さざるを得ないのです。

こう思ったのは、ある出来事がきっかけでした。

海外インターン中、一緒にプロジェクトを進めていたカンボジア人とは仲が良く、仕事の時間外にも連絡を取り合い、プライベートな話もしていました。

ある日、彼は突然こう言いました。

「このプロジェクトがうまくいかなかったら、僕は仕事をやめる」

彼の言葉が信じられず、急に僕の心臓がバクバクし始めました。続けて「冗談だけど、それくらいの覚悟だから、一緒に頑張ろう」と言われました。
僕は、彼の一言を前に呆然とし、「あれ、自分も覚悟をもって日本を飛び出したはずなのに」と、今までの日々と、突然向き合わざるを得なくなったのです。
この彼の一言からそれまでの自分の生活を振り返り、「僕は今、何をすべきなのか、何をしたいのか」をもう一度しっかりと考え直すことにしました。

そうして気づいたのが、活動地を訪問してくださる方に、NGOの活動内容を伝えるガイドの仕事が好きだな、と思っている自分。自覚して以降は、より一層ガイドに力をいれて取り組むようになりました。

お客さんへの「伝え方」を考える。「伝える」ためにNGOの工房で働いている女性の話を聞く。自分と向き合うことで、何が好きなのかが見え、今は「伝える」ことを仕事にするためにメディアの世界に進みたいと思っています。

日本にいたときは、似た雰囲気や価値観を持つ部活の仲間たちと一緒にいたからか、そこまで深く自分と向き合おうとはしませんでした。
異文化の中で価値観の異なる人達と働く海外インターンという環境だからこそ起きたことだと思います。

自分だけの経験、感じること

strive to become something
インターン中は、たくさん失敗をして、周りに迷惑をかけ、なんて僕は使えない人間なんだろう、と思いました。けれど、そうした環境でもがきつづけた結果、今はやりたいことができています。

辛いことは山ほどあっても、インターンが終わったあとの気持ちは晴れやかでした。周りの人や家族への感謝の気持ちが溢れたことを覚えています。海外インターンは、普段できない経験ができます。参加すると決めたなら、自分にしか感じられないことを大切にしてほしいなと思います。

(編集:立花実咲

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