たつおの海外インターン体験記②〜カンボジアインターンで得た3つのこと〜

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by 山崎 達夫

就活する? インターンにする? それとも海外インターン?

就活を止めてカンボジアでのインターンへ
山崎達夫です、こんにちは。
2015年3月から12月まで就活真っ只中の大学4年生を横目に、大学を休学してかものはしプロジェクトという国際協力NGOのカンボジア事務所でインターンをしていました。

いきなりですが、将来国際協力や海外で働くことに興味があって、学生のうちに海外で働いてみたい! 海外インターンしてみたい! だけど就職活動が目前に控えていて、一歩踏み出せないという人は多いのではないでしょうか?

それもそうだと思います。大学1、2年生の間は大学生活を楽しみたいし、なかなか長期間インターンシップをするということは想像しにくいですよね。そうしている内に3年生になり、就活を意識してインターンシップなどを考え始める時期にはみんな就職活動に必死に取り組んでいる。
そんな周りの人たちを見ると、就活を1年遅らせてまで海外でインターンすることのメリットはあるのかな? と思うかもしれません。

そこで今回はちょうど1年前に同じような悩みを抱えていた私が、就職活動を後回しにして海外インターンを選び、カンボジアで得られた3つのことを紹介します。海外インターンをしてみたいけれど、就職活動が目の前に控えていて不安があるという方はぜひ参考にしてみてください。

私が就職活動を後回しにして海外インターンを選んだ理由はこちら
たつおの海外インターン体験記〜自分の心に素直に従うことの大切さ〜

①目標を立てる力

私が海外インターンをして得た1つ目のことは、目標を立てることや目標を達成するための計画などのノウハウです。長期のインターンシップはバイトなどとは異なり、企業や団体が目指す目標に従い、自らも業務における目標を設定して、主体的に仕事を進めることが求められます。

私はインターンシップを始める前は、目標を立てて行動をすることがあったとしても、具体性を欠いたり実際にやることまで落とし込めていなかったり、スケジューリングも上手くできていなかったりと、目標を立てることがどういうことかさえわかっていませんでした。
インターンでは上司や他の社員さんと一緒に仕事をするので、団体の利益を考え自分の目標やチームの目標を立てた上で行動する必要があります。

インターンを始めた当初は仕事に慣れるので精一杯でしたが、上司の方に相談に乗ってもらいながら目標を立てて仕事に臨むということを繰り返しました。
すると最後には自分で目標を立て、目標を達成するための行動、スケジュールを組むことができ、立てた計画に沿って行動することができるようになりました

このスキルは実際に自分が就職したときにも使えるものになると思います。

②多言語が身につき、将来の職業選択の幅が広がる

カンボジアインターンで得たこと②英語力
インターンシップの内容にもよるかもしれませんが、海外インターンというからには、日本語と異なる言語を使って仕事をすることになります。それは英語かもしれないし、現地の言葉かもしれません。しかもインターンシップは留学とは異なり、仕事のためにほぼ強制的に他言語を話さないといけない環境です。頑張ればある程度外国語を話せる力がつけることができます。

カンボジアでは現地の言葉と共に英語もかなり使われています。私のインターン先も業務時は公用語は英語でした。インターンを始めた際は周りのスタッフが話す英語を3~4割くらいしか聞き取ることができず、同僚と会話をすることすら難しかったです。
それでも英語でしかコミュニケーションできない環境で半年以上も仕事をしていると、仕事に関する英語を最終的に8~9割くらい理解することができるようになりました。
カンボジアでインターンをする前は英語を使う業種に就くことはあまり考えられなかったのですが、英語が少し話せるようになった今は職業に対する自分の選択肢が広がりました。それこそ海外で英語を使って働くことが選択肢として現実のものになったと思います。

③人脈が広がる

カンボジアインターンで得たこと③人との出会い
海外インターンをして得た3つめのことは、新しい人との出会いです。これが何よりも大きなメリットでした。
インターンでの私の業務には、日本人のお客さんをガイドするというものがありました。観光で来られた方がほとんどだったのですが、中には企業の方が団体で視察にいらっしゃいます。その中で出会った企業の方とお話しする機会があり、「インターンシップ頑張って下さい」「何か相談があれば個人的にいつでも話して下さい」と声をかけていただいたことがありました。

声をかけてくださった方には今も就職活動の面で相談させていただいたり、耳寄りな情報をいただいたりしています

日本国内よりも海外でお会いした方とは、より濃い人間関係が築けています。海外だと日本人の数が少なくさらに非日常といった空間が、より親密性を感じさせるのかもしれません。

海外インターンを終えてみて

私は1年間休学してインターンをしていたので、就活が遅れることは避けられませんでした。海外インターンを始める前は友だちが就活に取り組む中、休学・海外インターンを選び就活が1年遅れることは大きな不安でした。
カンボジアでのインターンを終えた今は、英語で仕事をする経験や日本ではありえない出会いなど、周りの就活生が得られないような経験をすることができ自信がついています。1年前想像していた就活に対する漠然とした不安はほとんどありません。むしろ、選べる業種や職種が広がったり海外も視野に入れてお仕事を選べるようになったりと就職活動が楽しみになりました

就職活動をする中で得られるものもたくさんありますが、1年間周り道をして普通ではできない経験をしてから就活するのもありだと思います。今は1年間でなくとも、内定を得てから残りの半年で海外インターンしたり、卒業が半年遅れることを利用して海外インターンをしたりする人もいます。せっかくの貴重な学生生活、あなたも海外インターンに挑戦してみませんか?

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