Yoshie w/ her colleagues

1年間のインターンを通して学んだこと

[:ja]岩崎[:][:en]Yoshie[:] [:ja]佳恵[:][:en]Iwasaki[:]

by 岩崎 佳恵

海外インターンを通して学んだ3つのこと

「世界から売られる子供をなくす」というミッションのもと、農村出身の女性を雇用し、ビジネスの力で貧困をなくそうと活動している日系NGOで、1年間インターンをしていた岩崎佳恵と申します。今回は、私が海外インターンを通して、特に大きな学びに繋がったことを3つ、お伝えしようと思います。

①:仕事は一人じゃなくて、チームワークでやるもの。

海外インターン期間中は、初めてのことばかり、できないことばかりの毎日でした。思い通りにいかずイライラし、プライドからなのか、誰にも相談せず1人で何でもこなそうという自分もいて、苦しい日が続いたこともありました。

そんなときに、ちょうど色んな人のFBで話題になっていた、DeNAの南場さんが講演会で話されたお話で、「ことに向かう力」という発想が私をどん底から救ってくれました。(http://matome.naver.jp/odai/2137283171836034701
その頃、私は何のためにインターンをしに来たのか分からなくなっていたのです。
現地女性のためになっているということも実感できず、できないことばかり。「自分の価値とはなんなのだろう」と、物事を考える軸が常に「自分」に向いていました。
しかし、大事なことは「コトに向かうこと」なのです。自分の悩みや自分自身への嫌悪感、そんなものは組織にとってあまり重要じゃない。大切なことは、チームで目指しているものに、自分がどこでもいいからコミットすること。人はみんな違うんだから、できることもあれば、できないこともある。強みもあれば弱みもある。できないことは、みんなで補完すればよい。得意な点は伸ばし、できないことはフォローしつつ、全員が目指すものと組織のゴールを一致させることが大切。南場さんのお話を聞いて、そのように思考を転換することができました。
「一人でやってるわけじゃないから、うまくみんなで分担すればいい。誰かの弱みは私がカバーしたいし、チームでできないことがあれば自分が率先して協力する。」と、うまく気持ちを切り替えることができ、この気付きは今の仕事にもかなり生きていています。学生時代にこのような学びを習得できたのはとても良い経験となりました。

②:弱みを見せたもん勝ち

Yoshie w/ her sweet boss
これは、学んだこと①にも繋がってきますが、私は「自分には何でもできる」などとプライドが高く、そして不器用で、なんでも自分一人でこなそうとし、周りから「あの人はできない人」と思われたくないとずっと思っていました。
しかし、与えられた仕事をいざこなそうとすると、自分にとって80%の完成度は、相手にとって30%の完成度のときもあるのです。
上司からできていないと指摘された時「せっかく頑張ったのに否定された。」とショックを受けるより、もっと早い段階で、「ここがこういうふうにわからないんです」や「ここまでやってみたんですけど、その次どうしたらいいかわからなくて……」と気軽に相談していれば、業務の進行がもっとスムーズにいっただろうにと反省しています。

このように思ったきっかけは、私が所属していたセールスチームのマネージャーとのある出来事がきっかけでした。
当時私は、団体が運営している直営店のリニューアルオープンに向けて、毎日のように現地工事業者ともめ事を起こしたり、言い争ったりなどと、かなり業者さんとの間でギクシャクした関係が続いていました。例えば、「明日の10時に工事しますので店に居てください」と業者に言われたので、約束通り店で待っていると、待てど暮らせど業者は一向に現れず。電話をしてもメッセージを送っても連絡が取れずに、結局その日1日全く何の反応がありませんでした。私は、来る日も来る日も電話で「なぜあなたが自分で言った約束なのに守らないんだ?」と責め立て、「日本人」の感覚で彼らに接していました。
すると、私と業者のやり取りを見ていた現地マネージャーが、「カンボジア人ならではのやり方や言い方、接し方があるから、ここは私に任せて」と、私の代わりに電話の応対や、現場監督なども手伝ってくれるようになり、その後は彼女と二人三脚で、業者とも比較的良い関係を構築することができました。
私は「自分に任された仕事なのだから、自分1人でなんとか解決しなければ」という責任感のあまり、誰にも力を借りず、その素振りも見せず、ずっと孤独に作業をしていました。しかし、カンボジアという土地で、外国人の自分が現地の方々にあーだこーだ言っても、文化も物事の捉え方も全く異なります。恐らく、「何も分からない日本人の小娘が、俺らに何を偉そうに言ってるんだ。生意気な!」くらいにしか業者には思われていなかったと思います。早い段階から、自分が何を困っているのか、どこでつまずいているのか、それを周りに相談すべきでしたし、もっとたくさんの方の知恵を借りようと努力していれば、業者との関係性構築に留まらず、リニューアル全体の進捗も早まったのではないかと反省しています。

誰にもわからないことや不安なことはたくさんあります。
失敗することや人から否定されることを恐れて、一人で作業を進めるか。逆に、ボロをさらけ出して「私はできないので誰か助けてください」と素直に伝えられるか。

迷惑をかけない程度に、周りを巻き込んだり、自分の弱みを見せたりすることは勇気が必要です。が、結果としての仕事の質とスピードを担保するためにはとても重要だと実感しました。

③:「じゃあ次どうするの?」の意識をもつこと

Yoshie w/ her workmate
インターンを始めた頃は、何かミスをしたときや迷ったときに、一人で悶々とし、考えすぎてしまう自分がいました。しかし、埋もれる程悩んでも一向に前向きな答えが見つかることはなく、ウズウズしていても、時間は待ってはくれませんでした。失敗から学び、それを今後に生かす耐性が自分自身にも、チーム全体にも必要でした。そのためにも、
「何かトラブルが起こる」→「起きた理由・原因を探る」→「同じミスをしないためにはどうすべきか」→「どうやったらもっとより良いシステム・仕組みに変えることができるか」
というサイクルで物事を考える癖をつけていました。
この考え方ができたのは海外インターン中のある1つの経験がきっかけとなっています。
ある日、私がいつものようにショッスタッフとお店で会話していると、
「ヨシエお金の計算が合わないの。」と言われました。購入履歴と実際に店舗にある金額を確かめると、やはり数字が合いません。
色々話を聞いてみると、一つ怪しい事実が判明しました。それは、お昼ご飯を買ってくる際や、お手洗いに行く際などに、ちょくちょく外部の人間に店番を頼んでいたというのです。しかもレジに鍵もかけずに。店番を頼まれた外部の方を疑いたくはありませんが、大金が入ったレジやお店を、適当な誰かに任せて管理してしまうのは、ショップスタッフ個人の管理問題として責めることもできます。しかし、以前からちょくちょく現地スタッフを怒っていた私にとっては、ただ責め立てて、個別に解決策を探っただけでは、また同じことを繰り返してしまうと思いました。そこで、その時は、マネージャーや他のショップスタッフ・セールスチーム含め、どのように解決したらよいかというのをミーティングでみんなで話し合って、全員で危機感を持って、ルールを守ろうという意識づくりを徹底しました。結果として、お金がなくなるというトラブルは以前よりも減ったり、何よりも「お店を守る」という意識がチーム全体に少しずつ芽生えたのではないかと感じております。

誰かを責め立てるのは簡単です。しかし、本当に大事なのは、その失敗を活かし、どう対策をとるのが良いのかを考えることだと思います。上手くいかないことがあっても、もう過去を変えることはできません。その代り、「じゃあ次どうするの?」と、前向きな思考を持つことが大事なのではないかと思います。

海外インターンでの学びを経て。

hitchhiking in Cambodia
私はもともと国際協力の仕事をしたいとずっと思っていました。いくつかの組織でインターンをずっとしていたのも、途上国で働きたいという想いがあったからです。その後、実際に様々な組織で働いてみて思ったことは、
いくら組織が素晴らしい活動を行い、良い商材を扱っていたとしても、国籍問わず、そこで働く人がワクワクしているか、本当に満足して働いているか、自分の夢を追い求めることができる環境なのか、働いていて幸せなのか
このような「ヒト」の心の充足感が、組織を成り立たせる上で一番大事なのではないかと強く感じたのです。

1人1人がモチベーション高く働き、自分の夢や希望を追い続ける職場環境を創ること。
生み出す商材やサービス、そして場所は、今は特にこだわりはありませんが、
カンボジア含めた自分の大好きな国や地域に、いつか貢献できる人間でありたいと、今は精一杯自分にできることをやろうと邁進しています。

(編集:立花実咲

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