今までの価値観がズタボロに壊されてぼくが気づいたこと

桝満 健太

by 桝満 健太

自己紹介

はじめまして!九州は福岡の大学でマーケティングを専攻している桝満 健太です。
大学2年次の春休みにカンボジアでの海外インターンに参加し、2ヶ月間様々なことを学び先日無事帰国しました。
今回は、インターン参加の理由、自分の任された業務、海外インターンで成長した点、参加を考えている方へのメッセージ、の4点を聞いていただければと思います。

海外インターンに参加した理由

1.以前訪れたタイの観光地は、遺跡と観光客と観光に携わる人(地元の方)が相互に関わりあうことで観光地として成り立っていました。しかし、観光に携わる人は懸命に観光客に遺跡の魅力を伝える努力をしているのに、その努力に見合った報酬や経済的な豊かさも得られていない、アンバランスな状況を目にしました。そこで、遺跡群内における、観光地と観光に携わる人、観光客の三者間の問題点を洗い出しバランスがとれた三者の関係を見つけたい!

2.学生時代所属した野球部。部という組織の中では、忍耐力と次に起こることを予測し行動できる力を身に付けられました。海外生活で起こるだろうイレギュラーな出来事に対して、身に付けた力がどれだけ生かせるか試したい!

上記、2点がインターンに参加しようも思った理由です。

自分の任された業務

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カンボジアのサンボープレイクック遺跡群周辺の村で「遺跡群内における観光地と観光に携わる人、観光客のバランスの取れた関係作りを目指して活動している」Napura-works(ナプラワークス)。観光客+村の方にも足を運んで頂けるコミュニティースペースをオークルカエ村に作る仕事を担当。カンボジアの様々な観光地へ足を運び、村の方が「あったらいいな」と感じてもらえるものは何かを探しつくす。そして、実際にコミュニティスペースを置く村の家庭に潜り込み、村の生活や日常を調査し、コミュニティカフェを作ることに!
その他、物件の設備や周辺環境の整備という事務的に不可欠なこともやらせていただきました。

海外インターンで起きた価値観の変化

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海外インターンという新たな経験を通して得たものは、価値観の変化でした。
これまで「何事も全て計画立ててから行動すべき」をモットーにしすぎるあまり、何も行動できずにいたことが多くありました。
けれど、カンボジアではイレギュラーなことが頻繁におこり、考えていては間に合わない出来事に多く直面しました。その状況下で、頭でっかちにならずトライすること決めました。
トライしたら、上手くいかないこともある。けれど、その失敗には次の成功のヒントが隠されている。トライすることで、ヒントは自然に現れてきました。

例えば、カフェの電力を賄うソーラーパネルを購入するための調査をする機会がありました。
電気器具が置いている店は割とあるシェムリアップ、しかしソーラーパネルとなると店はあまりない。
語学もシェムリアップの町にも詳しくない自分はソーラーパネル探しが難航しました。手の打ちようがなかった自分はまず、99%ソーラーパネルが置いている雰囲気がない電気屋に入りました。
店員さんに絵でソーラーパネルを書いて見せたがこの店には置いていないと言われました。一回目は失敗。
けれど店員さんはなにやら街の地図を書き始め、ここに行けと言わんばかりの表情でした。その地図の店へ自転車をこいだらソーラーパネルが二店目にはありました!

とりあえずトライする。そうしたら次のヒントが見つかった。
「頭でっかちにならず常にトライすることで次へのヒントをえられる」ということを学び、常にトライできる自分になりました。

次に起こることを予測して行動する力を発揮しようと意気込んで乗り込んだカンボジア。しかし想像のつかないこと、今の自分の経験では対処出来ないこともありました。
村のお母さんたちに手伝ってもらいカフェ予定物件の大掃除をするとき、お母さんたちはカンボジア語、自分も日本語しか喋れず、意思疎通が上手くできなくて仕事が全く進みませんでした。1、2日何も進まず悩みました。

情けない話ではありますが……、
夜、布団に入っても周りの家庭から漏れ聞こえてくるカンボジア語。言葉の違いによってコミュニケーションがとれずストレスをも感じていた僕はカンボジア語を意図的に避けようと、持って来たiPodのイヤホンをつけて周りのカンボジア語を塞いでいた時期も。
けれど、このままではいけない。
お母さんたちに掃除を任せるのではなく、自分が一番掃除する姿勢を見せたところ、「ケンが頑張ってるから」と言わんばかりに手伝い始めてくれました。
そこで気づいたことは、予測通りに物事がすすまずどうすれば良いか分からない状況に陥ってしまったら、まず目の前のことを一生懸命取り組むこと。これを気づけました。

最後に、インターンに参加した目的の達成について。
観光地化における知識をもたない者や行政が観光地化を進めてしまうと、観光地とそこに住む方にお金が落ちず一部の人にお金が集まり、遺跡の修復や地域の財政へお金が回らなくなるという負のスパイラルに陥ってしまう。こんな地域をいくつも見てきました。
矛盾のない遺跡群をつくる三者間の適度な関係性とは、観光地化するにあたって観光ノウハウのある者が現地観光に携わる人に対して適切な知識を伝えることが大切であると感じました。

インターンを考えている方へ

迷っているなら騙されたと思って海外インターンに一歩踏み出すことをオススメします。
踏み出すこと自体、主体的に動くということだし、現地では常に主体的に行動することが求められ、動くことで現地の方や在住日本人と関わる機会が増え、自分はこれまでの価値観がいい意味でズタボロに壊されて新しい価値観が芽生えました!
きっと帰国した時には、人間的に2歩3歩成長しています!

以上、自分の体験談でした!

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遺跡の村でカフェをつくる!お客さんと地域を繋ぐ場づくりの実践

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