海外インターンと世界一周、どちらも経験した僕が分かった旅をすることと働くことの違い

田中 將介

by 田中 將介

海外インターンの後の世界一周

こんにちは、田中です。僕は7ヶ月の海外インターンが終わったあと、4ヶ月をかけて、およそ20カ国を旅しました。その経験から感じた、旅と海外インターンの違いをご紹介します。

旅の最中は、自分の生きたいように生きられる

travel makes me feel free
右が僕です

旅の最中に思いがけなく見た綺麗な景色や、貴重な出会いは、一生忘れられません。また時間に余裕がある分、本を読んだり、写真を整理したり、旅をしているあいだは自分の好きなことに没頭していました。

南米のバスの中で、重松清の小説を読んで声を上げて泣いたことも今となってはいい思い出です。後ほど述べますが、旅は、海外インターンとは違って、面倒なことがあればその場で「さよなら」と放棄することもできたので、自分の生きたいように生きることができました。ストレスなく自分の好きなように過ごせるのは、旅の良いところだと思います。

インターンでは、失敗してしまうと同僚やお客さんに迷惑がかかってしまうため、なんとか成功させようと、試行錯誤をくり返していました。しかし、旅ではチケットを買い間違えたり変な髪型になってしまったり、自己完結することばかりで、自分の頭を使って考える機会が海外インターンより少ないと感じることもありました。

また、自由な時間ばかりのため、持て余してしまうこともありました。旅が終わったあとの日本での生活に繋がるような、有効な時間の使い方を自主的に探すのは、思った以上に難しかったのです。

衝突が糧になる海外インターン

自由に生きていけると感じながらも、縛りがなければ目的意識が薄れてしまうと感じた旅。一方、海外インターンでは、責任をもって働くため、毎日試行錯誤でした。その結果、充実した日々を送ることができました。

また、異文化や、異なる考え方に直接触れられるところは、海外インターンの良いところです。僕は、同僚のカンボジア人と衝突したことから、自分の価値観を、もう一度深く考えるようになりました。

その結果、自分に向いていることや苦手なこと、これから進みたい道が見えてきました。これは異国で育った価値観の異なる人と協働する海外インターンならではの良いところだと思います。

旅と違って組織の中で働く以上、全てが自由にできるわけではありません。朝は早く起きて出勤しなければならないし、やりたくないことも率先して取り組まなければなりません。責任感と充実感を得られる環境の中、思うようにいかないためにストレスを感じることもありました。

自由をとるか、責任をとるか

vacation at uyuni after internship
旅と海外インターンのどちらを選ぶのか。海外へ行く、ということは同じでも、旅とインターンでは、得られる環境が違います。どちらにするかは、自由な時間を選ぶか、責任ある環境を選ぶかで変わると思います。

どちらも経験してみたいなら、どちらかに絞るのではなく、僕のようにどちらもやるという選択肢もアリだと思います。海外インターンをした国から旅に出れば、日本から行くよりも航空券が安い地域も多いです。たとえば、僕はバンコクから北欧のフィンランドまで3万円で移動できました。

旅先での出会いは、その場限りで終わってしまうことが多いですが、いろいろな人たちと長く時間を共にできるのは、海外インターンです。

それでも、旅先で見たウユニ塩湖の星空は、忘れられませんけどね。

(編集:立花実咲

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